内部カード差し替え
デンソー製故障診断機トヨタ TaSCAN / デンソー DST-2は外部から抜き差し可能なCFスロットの他に、本体内部にもう一つのFCスロットが存在しています。
カード異常などでカードを別途準備し差し替える場合、外部スロットに挿入するだけでは起動せず、内部スロットのカードを差し替える必要があります。
今回は内部スロットへのアクセス方法について紹介します。
この記事を参考に作業をなさる方は、あくまで自己責任でお願いいたします。
準備品
分解には次の工具が必要にります。
- プラスドライバー
- 精密ドライバー
- トルクスドライバー
あると便利:ネジなどが整理できる磁石皿など
1.プラスドライバー
2番サイズの一般的なプラスドライバーでOKです
2.精密ドライバー
バッテリー蓋を開けるために使用します。
3.トルクスドライバー
10Tサイズを使用します。
(あると便利)
ネジなどが整理できる皿があると安心して作業できます。
手順
作業は次の手順で行います。
- オシロユニットの取り外し
- バッテリーの蓋
- 裏ブタの取り外し
- フレキシブルケーブルの取り外し
- FCカードの取替
- 逆順での組み立て
1.オシロユニットの取り外し
本体に接続されているケーブル、自立スタンドなどを取り外し、裏返します。
5か所のプラスねじを取り外し、オシロユニット部分を分離します。
2.バッテリー蓋の取り外し
精密プラスドライバーでバッテリーの蓋を外します。
ネジ1本で固定されています
3.裏ブタの取り外し
トルクスドライバーを使用し本体裏ブタを取り外します。
4か所で固定されています。
裏ブタを外す際はバッテリーが基盤側についてきますので注意してください。
4.フレキシブルケーブルの取り外し
基盤左下のフレキシブルケーブルを取り外します。
画像では取り外し済みです。
取り外す際は黒いプラスチック部品を手前に引き出してからケーブルを引き抜いてください。
5.FCカードの交換
内部スロットルは基盤裏側、赤で囲った位置にあります。
基盤を持ち上げる際は本体右上の電源スイッチに注意して取り外してください。
基盤裏側に内部FCカードスロットがあります。向きに注意してカードを交換してください。
6.復元
分解と逆の手順で復元して作動に問題が無ければ作業完了です。
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